公益財団法人淡海環境保全財団では、滋賀県から委託を受け、琵琶湖の環境保全の一翼を担うボランティア団体等(以下「団体という」)が滋賀県内で行うヨシ群落保全ボランティア活動を支援するため、奨励金を交付します。このたび、令和6年度に奨励金を希望される活動の募集を開始しましたのでお知らせします。多数のご応募をお待ちしています。
なお、この事業は株式会社伊藤園の寄付金を原資として実施するものです。
1.対象となる活動
(1)ヨシ刈取り活動(面積500m2以上)および刈取りヨシの運搬による資源利用活動
古来、冬に枯れたヨシは刈り取られ、ヨシ製品に使用されてきました。刈り取りが適切に行われることで、翌年には立派なヨシが育ち、ヨシ原が健全に保たれると言われています。そこで、ヨシの刈取りや利用を通した琵琶湖の環境保全や資源循環に資する活動を支援します。
(2)ヨシ植栽活動
ヨシが弱ったところやまばらに生えている箇所などでは、ヨシを植えることにより、ヨシ群落の再生・増殖を図ることが重要であることから、湖岸にヨシを植栽する活動を支援します。
(3)ヨシの生育の障害となっているヤナギの伐採活動
かつては薪などに利用するため地域で伐採されていた湖辺のヤナギも、今は活用されなくなり、過度に成長して日陰を作りヨシの生育を妨げています。薪ストーブ燃料やまな板の材料など、今も活用の可能性を持っているヤナギを伐採し、ヨシ群落を健全に守る活動を支援します。
(4)ヨシの保全にかかる普及啓発活動
ヨシをテーマとしたイベントや講座の開催、展示などにより、琵琶湖のヨシのはたらき、保全・利用の重要性などについて、多くの人に普及啓発する活動を支援します。
2.対象団体
5名以上で構成され、代表者が令和6年4月1日現在、満18歳以上の団体
3.対象活動の実施期間
奨励金支給の決定の通知日から令和7年3月9日(日)まで
4.応募締切
令和7年1月6日(月)
5.応募方法、奨励金の額 その他
奨励金を希望される団体は、応募締切日までに、財団に奨励金申請書を提出してください。
応募方法、奨励金の額、必要書類など、くわしくは下記の実施要領をご覧ください。