ネットゼロまちづくり

「しがCO₂ネットゼロまちづくり」を進めています

滋賀県地球温暖化防止活動推進センターでは、「まちづくり」の視点からCO₂ネットゼロに取り組む住民活動、「しがCO₂ネットゼロまちづくり」事業に取り組んでいます。この事業は、CO₂削減を図るだけでなく、地域が活性化し、持続可能なまちづくりを行うため、自治会やまちづくり協議会などの地域自治組織に「しがCO₂ネットゼロまちづくり」宣言をしていただき、住民が主体となって、その地域の特性や課題に応じた温暖化対策に取り組んでいただくものです。

各地区の取組み

2022.11.13

日野地区運営協議会(日野町)

~「自覚者は責任者である」の意思で脱炭素に取り組む ~
日野町の中心エリアの自治組織である「日野地区運営協議会」が昨年11月に県内5例目となる宣言をされました。宣言文には、『滋賀の先達に「自覚者は責任者である」という言葉があります。問題に気づいた者が、まず問題解決に向けて自ら取り組む責任があるという意味です。」と地球温暖化の問題を自分のことと考え、自らが暮らしの中で、CO₂ネットゼロまちづくりに取り組む思いを綴られました。
宣言を受けて日野町長も、「綿向山の植生の変化から地球温暖化の影響を感じている。地域と行政が一緒になって自然あふれる町にしていきたい。」と言葉を述べられました。

2022.10.20

長峰自治会連合会(東近江市)

~ 東近江市長に宣言を報告し市長から激励 ~
昨年10月に宣言をされた「長峰自治会連合会」は、古着や制服のリユースや、ペットボトルのリサイクルに取り組んでいます。近年の豪雨により道路側溝があふれ出し、交通にも影響を与えているなど、様々な天災への脅威を感じていることから、住民一人ひとりが環境問題に取り組み、後世にこの環境を残していこうと宣言されました。
役員の皆さんが市長に宣言の報告と今後の取り組みへの決意を述べられ、市長からは「住民の皆さんの環境意識の高さを感じた。長峰が東近江の温暖化対策のリーダーになることを期待する。」と言葉がありました。

2020.07.10

竜王町エコライフ推進協議会(竜王町)

~ 令和4年度「しがCO₂ネットゼロみらい賞」受賞!~
竜王町では、自らエコライフを実践し、地域での普及を進めるエコライフ推進協議会が広く住民を巻き込みながら、グリーンカーテンやフードドライブなど身近なところから取り組み、町全体にエコの輪が広がりつつあります。昨年秋には企業や行政とともに町民が楽しみながらエコに取り組む、「ネットゼロ宣言推進イベント」が開催されました。
それらの活動により、優れた取り組みを行った団体の功績をたたえる、令和4年度「しがCO₂ネットゼロみらい賞」を受賞されました。未来を担う若い世代や、地域の事業者等との連携にも注力され、持続性や、活動の波及性が評価されました。

2020.04.05

今浜自治会(守山市)

~ 子どもたちに地元愛と地球温暖化対策を引き継ぐ ~
「環境学習都市」を宣言されている守山市の今浜自治会では、自治会単位という規模で、地域に密着したきめ細かな取組みで成果をあげています。
特徴的な事業の一つ「子どもまち探検~気候変動適応マップ作成」では、温暖化に伴う異常気象による災害に備えるため、地域の小学生を中心に危険箇所をまとめました。「いつも歩いているこの道は、この前の豪雨の時、ここまで浸水したんや。」などの地域の古老の話を聞き取りながら、災害時に危険となりそうな場所を地図に落とし込み、自治会館に張り出して住民に周知しました。

2019.07.25

桐原学区協働まちづくり協議会(近江八幡市)

~全国初の「省エネ・脱CO₂まちづくり宣言」!~
「温暖化を防ぎ・備えつつ、人と人を結び、『幸せ』と『安心』を高めていくのが桐原の目指す『まちづくり』」。全戸配布された冊子「いま、桐原の未来をつくるとき」の表紙にその想いがこのようにつづられています。桐原での取り組みは、2019年7月に宣言された、全国初の「省エネ・脱CO₂まちづくり宣言」に始まります。
当時、「幸せ・豊かさ・活力」のあるまちづくりに熱心に取り組まれていた「桐原学区協働まちづくり協議会」では、
①未来の桐原の子供たちに、幸せにこの地で暮らせる環境を引き継ぎたい。
②地域一丸となった取り組みを通じて育まれる「人のつながり」や「地域力」が、今を生きる私たちの「幸せ」や「安心感」を高め、桐原を豊かにしてくれる。
との強い思いで、「省エネ・脱CO₂」の宣言を行い、新たな一歩を踏み出すことを決意されました。
そして、「啓発」から「主体的実践」へと、ステップバイステップで今日まで取り組みを進めておられます。