温暖化防止出前講座

2024.02.16

どこからどこへ ~生活に必要なものの流れをたどる~

 

ねらい

①普段の生活で消費する身の回りのものが、どこからどこへ行くのか、それぞれの結びつきについて自分たちなりに考える力を養う
②どこからCO2が出ているのか考える事によって、自分たちが生活することで、CO2をたくさん出していることに気づく

 

概要

受講者数:30人程度
所要時間:100分
対 象 者:中学3年以上
使用するもの:「地球温暖化ってなあに?」教材一式、「どこからどこへ」教材一式、ホワイトボード、ラミネート用マーカー、ラベル

 

進行プログラム(所要時間)

活動1:はじめに(5分)
1)講座の進め方の説明を聞く

活動2:地球温暖化ってなあに?(25分)
1)地球温暖化について知る

活動3:グループワークの導入(5分)
1)黒板に貼った家のシートの説明を聞く(写真1)
2)ご飯を食べようとしたら何が必要か、家から出ていくものは何か考える


(写真1)

活動4:グループワーク フローシートを作る(30分)
1)フローシートの空欄①~⑭のどこに、どのキーのコマ(写真2)があてはまるか、プロフィールシートを順に読んで考えながら置いていく
2)フローシートのパンを例にあげて、つながりに→を書き入れ、他にもどんなつながりがあるのか考えながら、つながっているところすべてに→を書いてつないでいく
3)CO2を出しているところにCO2のコマ(写真3)を置く
4)→でつないだところに、どうやって移動したか考え、輸送手段のコマ(写真4)を置く
5)輸送時CO2を出していると考えられるところに、CO2のコマを置く


(写真2) 


(写真3) 


(写真4) 

活動5:でき上がったフローシートを見て考える(2分)
1)完成したフローシート(写真5)の全体を見て、どんなことに気づいたか話し合う


(写真5) 

活動6:自分たちにできることを考える(もしくは、どんな社会にしていくべきかを考える)(15分)
1)自分のできること(どんな社会システムが必要か)を考え、ラベルに書く
2)グループで意見を出し合い、ホワイトボードにまとめる 

活動7:共有する(15分)
1)各グループ発表する

活動8:まとめ(3分)
1)出てきた意見のまとめを聞き、目の前にある物をつながりで考えることの大切さに気づく

著作:来田博美・松田明子