温暖化防止出前講座

2024.02.16

もっと知ってよ!温暖化のこと 〜自分たちが出しているCO2量を計算してみよう〜

 

ねらい

①標準家庭(備考参照)から排出される二酸化炭素(以下、「CO2」)の量を楽しく簡単に計算することによって、CO2排出量を身近なものとして捉える
②ごみを出しても水を使用しても、(電気やガス、ガソリンといったエネルギーを使用した場合と同様に)CO2が発生することを学ぶ
③いろいろな省エネ行動が、CO2削減にどれだけ貢献できるか、グループ内討議を通して理解する
④自分にもできる省エネ行動の実行をうながす

 

概要

受講者数:20~40人
所要時間:90分
対 象 者:小学校高学年以上
講座形式:ワークショップ
テーマ:エネルギー、省エネ・節電
使用するもの:かくかくしかじか温暖化キット(写真 1)/CO2電卓(グループに1台)(写真 2)
CO2排出量計算シート(写真 3)
あらら家拡大図(CO2計算用特別版 活動 5 でグループに1枚) (写真 4)/ 模造紙 / 筆記用具
「身の回りから始めよう CO2削減」計算用紙(写真 5)および資料 / ふりかえりシート

 

進行プログラム(所要時間)

活動1:講座の進め方の説明(5分)
1)活動2~7で行う内容の説明を聞く

活動2:かくかくしかじか温暖化(15分)
1)地球温暖化のメカニズムと現状、なぜCO2が増えたのか、自分たちの生活との関係について知る
2)地球温暖化は、自分たちの生活が引き起こした問題であることを理解する


(写真1)かくかくしかじか温暖化キット 

活動3:使い方の説明(5分)
1)CO2電卓(写真2)の使い方の説明を聞く
2)CO2排出量計算シート(写真3)の数値や使い方の説明を聞く


(写真2)CO2電卓


(写真3)CO2排出量計算シート

活動4:標準家庭のCO2排出量を計算する(15分)
1)5~6人のグループに分かれる
2)CO2排出量計算シートの左半分には、標準的な家庭の電力、ガス、水道、ガソリン、ペットボトルの使用量とごみの発生量が記入されていることを確認する
3)それぞれから発生するCO2の量をCO2電卓で計算して空欄を埋める
4)班ごとに合計のCO2発生量を発表して計算方法が間違っていないか確認する

活動5:あらら家拡大図を見てCO2を削減しよう(20分)
1)あらら家拡大図(写真4)を参考にして、いろいろな省エネ行動が、CO2削減にどの程度結びつくのかグループ内の討議を通して理解する
2)できそうな項目を班で選び、CO2排出量計算シート(写真3)の右半分の該当する欄に記入する
3)選んだ理由をまとめる


(写真4)あらら家拡大図

活動6:グループ発表(15分)
1)グループごとに選んだ項目と理由、削減量の合計を発表する
2)他のグループの発表を聞き、いろいろな考え方があることを理解する

活動7:省エネ活動を自宅まで広げる(10分)
1)専用の電卓がなくても、CO2の排出量は簡単に計算できるように「身の回りから始めようCO2削減」用紙(写真5)を配布してもらい、家庭に持ち帰りそれぞれの家庭からのCO2排出量を計算してみる
2)あわせて、それぞれの家庭に合った省エネ活動を家族で討議し、決め実行するようにする


(写真5)「身の回りから始めよう CO2削減」計算用紙

活動8:ふりかえり(5分)
1)地球温暖化防止活動は誰かがやることではなく、1人1人が実行して初めて効果が出ることを再度確認する
2)各自ふりかえりシートに記入する

備考:標準家庭とは
各市別統計情報の消費量を世帯数で割ったもの、及び、うちエコ診断ソフト資料から示している

 

援用:JCCCA(かくかくしかじか温暖化)