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滋賀県地球温暖化防止活動推進センターだより

                         VOL.59  [12 08 17]

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目 次

◎1 家庭の節電対策(1): 照明器具の節電について

◎2 新しい実験器具(貸出用)のご紹介

◎3 出前講座、啓発、グループ会議他 7月実績、8月予定

◎4 淡海環境保全財団より 水草たい肥モニター募集のお知らせ

◎5 淡海環境保全財団からのお願い

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◎1 家庭の節電対策(1): 照明器具の節電について

 前号(Vol.58)のセンターだよりでもご紹介しましたが、家庭部門における

エネルギー源別のCO2排出量では、電気の使用による排出が1番多く、43.4%を

占めています(2010年度)。その電気の消費量の内訳をみると、最も消費量が

多いのは冷蔵庫で、14.2%を占めています。次いで、照明器具13.4%、テレビ

8.9%、エアコン7.4%の順になっており、これらの4機器だけで43.9%という

大部分を占めています。

 今回はこのうち照明器具(ランプ)についてご紹介いたします。

 家庭で使用されているランプには、白熱電球、蛍光ランプ、LEDランプなどが

あります。それぞれ発光の仕組みが異なるため、電力消費量も異なります。

 白熱電球は、ガラス管の中に入っているフィラメントに電流を流すと、電気

抵抗でフィラメントが高温に熱せられて発光します。白熱電球は発光のために

使用する電気エネルギーの多くが赤外線や熱として逃げてしまうため、効率が

低く(=電気エネルギーの無駄が多く)なっています。

 蛍光ランプは、低圧の水銀蒸気中の放電によって発生した紫外光を蛍光体で

可視光に変換する仕組みです。白熱電球のように高温で光る仕組みではなく、

発熱などによる電気エネルギーの損失がないため、効率がよくなります。

 LEDランプは、発光ダイオード(LED)と呼ばれる半導体により発光します。

半導体の中で電気エネルギーが直接光に変化するので、蛍光灯と比べて更に

効率のよいランプといえます。

 また、フィラメントが無いため、フィラメント切れで寿命が尽きるという

ことがなく、約2万〜5万時間の寿命があります。

 LEDの光は指向性が強い(光源の正面に光が集中する)ため、天井から

部屋を照らすときに、ランプの直下で照らされている面の明るさで選ぶと

白熱電球や蛍光ランプと比較して部屋全体が暗く感じることになります。

 このため、業界団体のガイドラインにより「○W相当」の表示を、光源

が全方向に出す光量を示す「全光束」で示すことが定められています。

単位はlm(ルーメン)で、白熱電球100W相当の明るさが1,520lm、60W相当

が810lm、40W相当が485lmといわれています。この全光束に従ってランプを

選択すれば、ほぼ同じ部屋の明るさが得られます。

 同じ明るさの白熱電球と比較して、蛍光ランプの消費電力は約1/5、LED

ランプは約1/5〜1/6ですので、白熱電球から蛍光ランプやLEDランプに交換

することで大幅な省エネルギーが可能です。

 LEDランプは購入時の費用が掛かりますが、長寿命であるため、同じ期間

に取り換えが必要な白熱電球の個数などを考慮すると購入から約1年9か月で

コストが逆転するという試算(*1)もあります。

 〜〜〜〜〜 蛍光ランプ・LEDランプを選ぶときのポイント 〜〜〜〜

● 風呂場や屋外灯など、密閉型の照明器具に使用する場合は、「密閉型

  機器対応」と記載された製品を選びましょう

  ⇒対応型を選択しないと、照明器具内にこもった熱によりLEDランプ

   パッケージや内蔵インバーターが劣化し、寿命が低下します

● 断熱材施工照明器具(ダウンライト等)に使用する場合は、「断熱材

  施工器具対応」形の製品を選択しましょう

  ⇒断熱材施工照明器具本体には、SB、SG、SGIの表示がありますので、

   対応するランプを選択してください

● 調光機能が付いた照明器具には「調光器対応タイプ」の製品を選択

  しましょう

  ⇒調光機能が付いた照明器具に一般の蛍光ランプやLEDランプを取り

   付けると、破損や発煙、短寿命の原因となります

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(参考1)検定公式テキスト 家庭の省エネエキスパート検定 改訂版

      家庭の省エネエキスパート検定運営委員会・編、

      一般財団法人 省エネルギーセンター・発行、2012

http://www.gov-book.or.jp/contents/book/save/112050802.html

(参考2)一般社団法人 日本電球工業会ホームページ

    「LEDランプの選び方・使い方」

http://www.jelma.or.jp/07kankyou/ledlamp.htm

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(*1)白熱電球60W相当の明るさのもの(全光束約810lm)で、消費電力、

   電球の価格、寿命を、白熱電球は54W、130円、1,000時間、LEDランプは

   約9W、3,980円、40,000時間とし、年間2,000時間使用、電気代22円/kWh

   として計算(出典:上記参考1)

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◎2 新しい実験器具(貸出用)のご紹介

 今年度、株式会社関西アーバン銀行様のご寄附により新しく購入いたしました

実験器具をご紹介します。

 地球温暖化防止の普及啓発、出前講座などにご活用ください。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜今年度新しく購入した実験器具〜〜〜〜〜〜〜〜〜

●光電池学習セット

 太陽光などの光を当てると電流が流れる「光電池」を使用して、LED電球、

豆電球を点灯したり、電子オルゴールや羽根つきのモーターを回したりする

ことができます。光電池自動車(ソーラーカー)もあります。

 簡単な実験器具で太陽光発電を体験していただけるセットとなっています。

●電器の利用・蓄電実験セット

 手回し発電機を使って電気を起こし、LED電球、豆電球を点灯したり、電子

オルゴールを鳴らしたりすることができます。

 また、手回し発電機で発電した電気をコンデンサに蓄電し、蓄電自動車を

走らせることもできます。

●小学校用コンデンサ容量計

 手回し発電機で蓄電したコンデンサの容量を簡易的に確認できます。また

リセットボタンが付いており、コンデンサに蓄電した電気を放電できます。

●大型太陽焦熱炉

 パラボラ反射鏡で太陽の熱を集めて、その焦点に鍋を置いて料理をする

実験器具です。焦点では晴天時で約180℃になります。鍋、遮光めがねが

付いています。

 ちなみに、8月8日(快晴)に当センターで実験しましたところ、約10分

程度で約1Lの水が沸騰しました。その他、卵などでも実験しています。

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貸出用の実験器具はホームページにも掲載しております。

(参考1)滋賀県地球温暖化防止活動推進センター 実験器具一覧

http://www.ohmi.or.jp/ondanka/06library/0605experiment.html

 貸出を希望される方は、ホームページから「センター物品借用申込書.doc」

をダウンロードしていただき、FAXでお申し込みください。

 なお、実験器具等の使用にあたっては必ず指導者がつくことが必要です。

詳しくは下記連絡先までお問い合わせください。

(参考2)センター物品借用申込書

http://www.ohmi.or.jp/ondanka/06library/data/centergoodsapplication.doc

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◎3 出前講座、啓発、グループ会議他の実績、予定

■出前・啓発 他

下記のホームページに掲載しておりますのでご覧ください。

(毎週月曜更新)

http://www.ohmi.or.jp/ondanka/01center/0105schedule/0105schedule.html

■黄色グループ(自主グループ)推進員会議

◎日時:平成24年9月14日(金)15:00〜17:00

 場所:野洲地域総合センター 2階

■近江八幡市推進員会議

◎日時:平成24年9月6日(木)13:30〜

 場所:近江八幡市役所

■大津グループ推進員会議

◎日時:平成24年8月30日(木)10:00〜12:00

 場所:滋賀県大津合同庁舎 7階 多目的室

■「2012夏 おうみ節電アクションプロジェクト」

 第2回コンソーシアム会議

◎日時:平成24年8月29日(水)14:00〜16:00

 場所:コラボしが21 3階 ミーティングルーム2

■滋賀県再生可能エネルギー振興戦略検討委員会

◎日時:平成24年8月28日(火)12:30〜14:30

 場所:滋賀県庁新館 7階 大会議室

■第3回滋賀県地球温暖化防止活動推進員研修会

◎日時:平成24年8月25日(土)14:00〜16:30

 場所:草津市立まちづくりセンター 301会議室

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◎4 淡海環境保全財団より 水草たい肥モニター募集のお知らせ

 滋賀県と(公財)淡海環境保全財団では、毎年、琵琶湖の南湖を中心に異常繁茂

する水草の刈り取り事業を実施しており、刈り取った水草については、たい肥化

などの試験研究を行いながら、資源としての有効活用に取り組んできました。

今回、その取組の一環として、水草たい肥が「どのような作物と相性がいいのか」

また、「どれくらいの使用量が適正なのか」などについて、広く県民の方々の

協力をいただきながら実証試験を行うこととし、そのためのモニターを募集して

います。

 使っていただく水草たい肥は無料でお渡ししますが、作物の収穫後に報告書の

提出をお願いしています。

 ご関心をお持ちの方は、下記のホームページをご参照いただき、お申し込み

くださいますよう、お願い申し上げます。

(参考)琵琶湖の力で育てよう!!水草たい肥モニター募集について

http://www.ohmi.or.jp/water_grass_recycle.html

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◎5 淡海環境保全財団からのお願い

 前号のメールマガジンで賛助会員を募集いたしましたところ、多数の方から

ご賛同をいただきました。心より御礼申し上げます。

 引き続き賛助会員を募集しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 当財団は平成5年に設立され、琵琶湖のヨシ群落の保全などの琵琶湖の環境

保全や地球温暖化防止活動に取り組んでいます。

 現在、財団の活動を応援をしていただける賛助会員を募集しております。

 どうぞご加入くださいますよう、お願い申し上げます。

【会費】 個人会員 1口  1,000円(年)

     企業会員 1口  10,000円(年)

【会員の特典】

     ・機関誌「明日の淡海」をお届けします。

     ・ヨシ製品(ヨシ紙・ヨシはがき・ヨシしおり等)を2割引で

      ご購入いただけます。

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(編集後記)

 8月15日の日経新聞夕刊「あすへの話題」で東京大学教授の鷲谷いづみ先生

のコラムが掲載されていました。タイトルは「天の仕業・人の仕業」で、内容

は近年の世界各地での異常気象についてです。それによると、「パキスタンの

モヘンジョダロでの53.5℃など、世界19ヶ国で国の観測史上最も高い気温が

記録され」、「過去50年に降水量は7%増加し変動も拡大した」とのこと。

そして、これらの異常気象が地球温暖化により大気の循環を大きく変化させて

いることによるものだと指摘しています。

 「天の仕業・人の仕業」というタイトルは、私たち人間がともすれば都合

よく「天の仕業」と解釈してしまうことに対して、今一度、我がこととして

考えるよう促す意味が込められている、シンプルですが強いメッセージだと

感じました。

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発行元 :滋賀県地球温暖化防止活動推進センター   

     電話:077-524-7168

     FAX:077-524-7178

     E-mail:ondanka@ohmi.or.jp

     〒520-0807 滋賀県大津市松本1-2-1

 ◎ 滋賀県地球温暖化防止活動推進センター  

   のメールマガジンの配信停止は ondanka@ohmi.or.jp へご連絡下さい

           

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